インド
はじめは心配したけれど、どの国だって気をつけていれば大丈夫なのかもしれない
インドなのに高くついてしまった旅行費は勉強代として考えて、まずは行ってみなくてははじまらない。
旅の真ん中で行ったワークショップは塀の内側のコミュニティの中で、
共有の広い広場を囲んだ家々にそれぞれ職人家族が住んでいる。
ラクダ、イノシシ、ウリボウ、ウシもコミュニティの家族のなかま。
それぞれ得意なブロックプリントがあり、藍染め専門の家族や、コンクリートの水槽でひたすら洗う職人がいたり、ブロックを彫る専門の人も。
私がワークショップを行った工場はセクハラおじさんで、職人とは思えないちゃらんぽらんで職人の概念を覆す人でした。
さすがインド!
大きな工場に頼むことが多かったので、このコミュニティは新鮮。
お互いに助け合っていて、頼んで他の家族の工房だって使ってしまう。それを嫌がりもせずに受け入れているようすにこのコミュニティのあり方の素晴らしさを感じた。
もちろんインドだって商売なのだから利益を優先することもあると思う。
でも、仕事が追いつかなかったら他の家族に頼む。このコミュニティ全体が大きな工場であり家族なのだと思う。