2013年4月10日水曜日

ストックホルム "Skogskyrkogarden"



旅はいよいよ中盤の北欧ストックホルムへと移動。

英語の通じる国です。前回の旅では少し英語ができる人のふりができていたのに、ストックホルムではそうはいきません。

来た時期がイースターホリデーだったこともあり、休みでない日にお店を廻るのに大慌て。祭日でない日にとにかくお店を周りましたが、方向音痴の私は道を聞くと全く反対の方向を歩いていました。街歩きはとても難しい。

ここで焦りは禁物と、感傷にひたろうとイースターの日に "Skogskyrkogarden" 森の墓地へ。この日は天気が良くてとても気持ちの良い日でした。駅から直ぐのこの森は建築家のグンナール・アスプルンドとシーグルド・レヴェレンツの二人により設計され、現在では世界遺産になっています。世界遺産はどの国でも必ず訪れていたものの、実際にどこが一番かと聞かれると迷っていた私ですが、今は、この場所をその一つとして宣言できます。

冬なのが残念ではあるけれど、冬も良いものです。白銀の世界に大きなシンボルとして十字架がよく映える。有名な大きな十字架も素晴らしいのですが森の中のお墓がとても神聖的。日本のお墓のように暗い感じのしない明るい場所でした。
木の下で眠る人々を考えると気持ちが暗くなったり怖くなるよりも、まず羨ましいなという気持ちが湧き出るくらい。
季節が移り変わる中で、鳥のさえずりや、小動物に囲まれて、時々来てくれる子孫や孫に囲まれて眠る。私もこんな気持ちの良い場所に埋葬されてみたい。

冬は寒くお墓も雪に埋まってしまうけれど、晴れた日には木の間から漏れる日差しを浴びて雪がきらきらしていて、宝石箱のような風景がひろがる。そんな場所です。強くおすすめの場所です。





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